祝!50周年

はじめに

広報を担当している加藤と申します。
おかげさまで、本日2020年7月10日、三菱総研DCSは創立50周年を迎えました!
今回はこれまでの記事とは少々趣が異なりますが、当社のこれまでの50年の振り返りと、これからの50年で向かう先について書かせていただきます。よろしくお付き合いください。
なお、社長の松下よりご挨拶申しあげておりますので、『創立50周年記念サイト』もぜひご一読ください。

    目次
  1. これまでの50年
  2. これからの50年
  3. むすびに

これまでの50年

1970年(昭和45年)、三菱総研DCS株式会社の前身であるダイヤモンドコンピューターサービス株式会社(略称 DCS)が、三菱銀行のコンピュータ受託計算部門から分離独立して設立されました。
当時はコンピュータと言えば大型汎用機のことで、高額なコンピュータを所有する企業は限られていたと聞いています。そんな中、さすが三菱銀行は1967年よりコンピュータを設置・活用し、行内の事務の合理化を進めつつ、法人顧客の業務を自行のコンピュータで処理する受託業務を開始します。それが拡大して、別会社のDCSを設立し、受託業務の一層の発展を図ることになったわけでした。
その後のDCSは、給与計算や著作権管理などの受託業務を軸に据えつつ、個々のお客様のご要望に沿ったシステム開発をしていく、いわゆるシステムインテグレーションを手掛けるようになります。そして、受託業務で培った業務運用ノウハウや、1997年に設立した千葉情報センターという資産も活かし、システムの企画・提案~設計~開発~運用をトータルでご支援・ご提供することができる企業として、(自分たちで言うのも何ですが)確固たる地位を築くに至りました。
その間、当社にとっても社会にとっても様々なことがありました。1993年の東証二部上場、2001年の東証一部上場、そして2004年に上場を廃止して2005年にはMRI(三菱総合研究所)グループの一員になるという激動の一方、バブル崩壊やリーマンショック、阪神淡路大震災や東日本大震災などの大規模災害、そして新型コロナウイルスなど……。これらを乗り越えることができたのは、その時々の社員や関係者の皆さまの頑張りはもちろんですが、それまでに構築したお客さまとの厚い信頼関係によるところも大きく、これがあったからこそ、50周年という記念すべき日を迎えることができたものと思います。

これからの50年

50周年を迎えることができたからと言って、当然ながら今後も安泰であるという保証は全くありません。環境変化に応じた進化を続け、社会の発展に貢献し、更には社会にとって不可欠な存在となることで、当社の価値を高めていきます。
「進化」のために、様々なチャレンジをはじめました。その一つが『Digital Aid Project』、略してDAPです。これは、当社の持つIT企業ならではのリソースを活用して、社会貢献活動を企画検討する社内プロジェクトです。意欲のある社員による主体的な活動ですが、会社が全面的に支援します。このプロジェクトに参画する社員自身の成長と、社会への貢献に対する社内の意識の高まりを期待するものです。この6月にアイデアを募ったところ、予想を上回る数の応募がありました。実はこのような試みは当社としては初めてのことでしたし、新型コロナウイルスが日々の業務にも影響を及ぼしている状況下でしたので、嬉しい悲鳴を上げています。まだまだ始まったばかりですが、DAPを通じた当社の進化にご期待いただきたいと思いますし、各プロジェクトの成果はいずれご紹介していきます。

むすびに

この記事を読んでくださったのは、どのようなお立場の方でしょうか……。お客さま、お取引先、当社のソリューションやサービスにご関心をお持ちの方、学生さん、社員とその家族、などなど色々いらっしゃることと思いますが、当社が50周年を迎えることができたのは、どんな形であれ、皆さまのおかげです。改めまして、ありがとうございます。
せっかくの50周年ということで、全社で盛大に祝うべくいろいろな企画をしてきたのですが、今般の新型コロナウイルスの影響でいくつかは断念せざるを得なくなってしまいました……。本当に残念に思っていたところ、この記事を書く機会をいただき、今の思いを文字に残すことができたことには感謝しかありません。
最後まで悪文にお付き合いいただき、ありがとうございました。今後とも、三菱総研DCSをよろしくお願いいたします。